Rustock ボットネットの活動停止に関するレポートを Brian Krebs 氏が投稿したとき、シマンテックはスパムのトラフィックが全体的に減少していることを確認しました。Symantec.cloud はこの件に関するブログ記事を投稿し、ウォールストリートジャーナルでは、Microsoft が Rustock の活動を停止させたと報道されています。
シマンテックは 3 月 16 日に、全世界のスパム量が前日の 15 日に比べて 24.7% 減少したことを確認しました。17 日になると、前日比でさらに 11.9% 減少しています。1 週間前と比較すると、3 月 17 日には 40.4% も少なくなったことになります。
全世界のスパム量が減少するときに見られる通常の傾向どおり、全スパムの比率についてもスパム量と似たような低下が見られました。3 月 19 日と 20 日の増加は週末の特異値と考えていいでしょう。週末には平日よりも比率が高くなるのが普通だからです。
シマンテックは、昨年 12 月に Rustock の活動が一時的に鈍ったとき以来、スパム量を慎重に見守ってきました。Rustock が他の 2 つのボットネットとともに休眠状態に入った 12 月 26 日、スパム量は大幅に減少しました。次の図は、トリガとなるイベントをベースラインとして、全世界のスパム量の減少率を示したものです。赤い線（現在の量を表す）の今後の推移はまだ確定できませんが、12 月に現れた減少と似た傾向になると考えられます。
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