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クリスマスを狙うフィッシングにご用心 

Dec 04, 2013 12:18 AM

クリスマスシーズンは、いろいろなものが緩みがちな季節です。それが「なぜ」かは明白ですし、「どこ」かといえば財布のひもに決まっています。

笑いごとではなく、計画を立てて支出を見直しましょう。手持ちの資金に限りがあることは自分が一番よくわかっていますが、あなたの次にその価値をわかっているのは、あなたのことをいろいろと詮索している何者かです。その手口は驚くほど簡単です。ちょっとした欲や、ほんの少しの不安、わずかばかりの緊急性を煽り立てるだけで、固い決心などすぐに吹き飛んでしまいます。うかうかと騙されてしまった直後に後悔しても後の祭りです。クリスマスに向けて一所懸命に貯めていた大切なお金を一瞬にして盗み取られてしまいます。ここまでの話が遠回しに思えてピンとこなかった場合でも、次のようなフィッシングのサンプルを少し解析してみればよくわかるでしょう。

フィッシングメールのヘッダーは以下のとおりです。

件名: [Brand name] is giving you a chance to shop for free!([ブランド名] で無料のお買い物ができるチャンス!)
差出人: "[Brand name] Card" [name]@[domain].com("[ブランド名] カード" [名前]@[ドメイン].com)

figure1_1.png
図 1. クリスマスを狙うフィッシング攻撃に使われているスパムメール

この電子メールは、有名な金融機関から送られてきたように見え、クリスマス向けに「無料クーポン券」を進呈すると謳っています。また、クーポン券を受け取るためと称して「Kindly Click here now(ここをクリックしてください)」と書かれたリンクも含まれており、2013 年 12 月 31 日までの期間限定だと書かれています。

このクーポン券はユーザーが確認した後に送られてくるという点に特に注意してください。つまり、このクーポン券を受け取るには、まずクリックする必要があるということです。ためらわずにクリックしてしまうことは簡単ですが、まず用心しなければなりません。クリスマスともなれば、至るところ詐欺のワナだらけです。

金銭を伴う取引には十分に注意し、不審な点がないかどうか確認したうえで、確実に安全だとわからない限り、電子メールに記載されたリンクはクリックしないでください。騙されないように、電子メール中のリンクが本当に記載どおりの金融機関のものであることを確かめる必要があります。パスワードは定期的に変更し、予測のできない強力なものを使用してください。また、パスワードを他人に知られないようにしてください。

こうした宣伝文句は魅力的ですが、結局は金銭的な被害を受けることになるだけです。後からいくら嘆いても、失ったものを取り戻すことはできません。シマンテックは、オンラインの不正行為やフィッシング攻撃からユーザーを保護するために全力を尽くしますが、詐欺などの犯罪行為を防ぐために基本的なセキュリティ対策(ベストプラクティス)に従うことをお勧めします。

安全で楽しいクリスマスをお過ごしください。

 

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