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マルウェアに狙われた『ディアブロ 3』 

Jul 04, 2012 05:03 AM

『ディアブロ 3』の発売をファンは 10 年以上ひたすら待ち続けていました。筆者もそのひとりで、今は最高難易度のインフェルノモードに挑んでは毎晩ぼろぼろになっています。と同時に、このゲームがマルウェア作成者の次の標的になる可能性にも、発売以来注目を続けてきました。というのも、このゲームはリアルマネーオークションハウス(RMAH)のシステムを採用しているからです。リアルマネーオークションハウスでは、ゲーム内のアイテムやゴールドを米ドルなど実際の通貨と交換できるので、ゲームの世界が現実世界に直結しています。このようなゲームがマルウェアに狙われるのは時間の問題と予測していましたが、残念ながらその予測が当たってしまいました。

本日、『ディアブロ 3』の通信を盗み出す新しい W32.Gammima.AG の亜種が確認されたのです。
 


 

このマルウェアは完全な新種ではありません。以前にも何度か出現を繰り返しており、今回は『ディアブロ 3』のほか以下のゲームタイトルを標的とする若干の改良版にすぎません。

  • アラド戦記
  • リネージュ
  • メイプルストーリー
  • 風の王国
  • ワールドオブウォークラフト

ゲームの開発元である Blizzard Entertainment は、ワンタイムパスワード形式の認証やアカウントロックなど、いくつかのセキュリティ対策を導入しており、プレイヤーは自身のアイテムやゴールドを盗まれないよう防ぐことができます。

シマンテックは、このマルウェアを W32.Gammima.AG として検出します。安全性を確保するために、システムには最新のパッチを適用し、ウイルス定義を最新の状態に保つようにしてください。

 

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