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  • 1.  vSANストレッチクラスタとNSXでのL2延伸について

    Posted 22 hours ago
    Edited by Pokky1 22 hours ago
    いつもお世話になっております。
    vSANストレッチクラスタを構成するにあたりご質問させてください。
    ・拠点Aと拠点BとでvSANストレッチクラスタを組んでいて
    各VMのポリシーがFTT1 ミラーである状況で拠点Aでスプリットブレインが発生した場合、
    (拠点Aだけが隔離され、拠点Bとwitnessサイトが通信できる状況)
    Host Isolation Response = Shut downの設定が有効であれば
    隔離された拠点AのVMはすべて拠点B側でHAにて再起動される、という動きでよいでしょうか。
    ・上記の場合、拠点Aと拠点Bとでそもそもユーザ利用ネットワークの
    セグメントが違う場合、B側でVMが起動した後にネットワーク設定の変更などは
    当然必要になってくる認識でよいでしょうか。
    もしくは事前に拠点Bで起動してもそのままアクセスできるよう
    ルーティングを工夫しておくや、DNSサーバでのIP切り替えで対応できるよう
    事前の考慮はやはり必要になってくる認識でよいでしょうか。
     
    ・こういったケースでNSX-Tを利用して
    拠点Aと拠点BとでL2延伸構成にて同じセグメントで運用した場合であれば
    拠点AのVMが拠点Bで起動しても引き続きユーザアクセス可能にするような事も可能なのでしょうか。
     
    ・またNSX-TやVXLANなどのL2延伸はL2フレームを逐一パケット化する
    処理が入ると思いますが、ストレッチクラスタのような厳しいRTT要件が
    ある場合でも使えるものなのでしょうか。
    もしくは非推奨である、など情報ありますでしょうか。
     
    以上、よろしくお願いいたします。


  • 2.  RE: vSANストレッチクラスタとNSXでのL2延伸について

    Posted 21 hours ago

    ストレッチクラスタの前提となりますが、この機能はあくまでも「1つのクラスタ」をデータセンター間やフロア間等の AZ 間をまたいでクラスタを延伸する機能のため、仮想マシンネットワークについては同一 L2 ネットワークが延伸されていることが前提となります。

    サイト隔離時の HA 挙動に関してはバージョンによって対応方法の選択肢が増えてきておりますが、基本的には "Power off and restart VMs (パワーオフして仮想マシンの再起動)" が推奨とされています。

    ※ 9.0 からは今のところ vSAN OSA 限定ですが、いくつかストレッチクラスタのメンテナンスに関する機能についても追加があります。

    > ・またNSX-TやVXLANなどのL2延伸はL2フレームを逐一パケット化する処理が入ると思いますが、
    > ストレッチクラスタのような厳しいRTT要件がある場合でも使えるものなのでしょうか。

    仮想マシンネットワークについては同一 L2 ネットワークの延伸が必要ですが、
    ESX の kernel ネットワーク、vSAN ネットワーク、Witness ネットワークについては L3 ネットワーク跨ぎがサポートされます。
    vSAN ネットワーク自体はサイト間で L2 延伸が困難な場合は L3 でも可能なので、RTT 5ms 以下の低遅延ネットワークが求められる vSAN ネットワークの選定は適切なものから選ぶことができます。

    ※ RTT 5ms 以下の低遅延が求められるのは vSAN データネットワークのみで、Witness ネットワークや仮想マシンネットワークは別となります。



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    Kawaman (Yuki Kawamitsu)
    https://vexpert.vmware.com/directory/477
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